パリのシンボル「エッフェル塔」
フランス革命100周年を記念して
第3回パリ万国博が開催されたときに
合わせて建設されたエッフェル塔。
現在では、パリのシンボルとして
有名ですが、当初は鉄の塊はパリの
景観を損ねるということで、
予想以上の反発があったため
工事は中断してしまいます。
その後、20年の存続期限を定めることで
なんとか工事が再開されました。
わずか25ヶ月の突貫工事で、
ギリギリ万博開幕にセーフ。
1889年5月6日にオープンし、
その後、一般公開の5月16日から
半年間の万博会期中に
195万8257人がエッフェル塔に
上りました。
この期間中
入場料
レストラン
売店
などの収入が600万フランにも及び、
建設費780万フランも77%を回収し
大成功をおさめました。
その後、期限である20年目の
1909年を迎え、パリ市議会により、
いったんは取り壊しの決議がされました。
しかし!!
当時発明された無線通信に
エッフェル塔に利用価値があるとされ、
1916年にアメリカとの交信に成功すると、
存続が決まりました。
無線技術が発明されなければ
エッフェル塔はなかったかと思うと
無線技術様様ですよね。
現在も残るエッフェル塔は、
今ではパリに欠かせない
存在となっており
夜になると色鮮やかなイルミネーションで
見る者を魅了します。
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