唐招提寺の金堂は天平時代を
代表する建築で国宝に指定。
10年間もの修復がされて
2009年に落慶したそうです。
ここは僧となるための
授戒が行われる場所です。
創建時に築かれたと言われていますが、
中世になってから廃されました。
その後、再建されたものの
火災により建物は焼失。
現在は、3段の石壇のみが残り、
その上に1980年にインド・サンチーの
古塔を模した宝塔が築かれました。
本尊弥勒如来坐像と
持国天、増長天立像のほか
数多くの仏像が安置されている講堂。
平城宮の東朝集殿を移築・改造したもので、
天平時代、平城宮の面影をとどめる
唯一の建築物として貴重なため
国宝に指定されています。
南側8間が礼堂、
北側10間が僧房
として使われた東室です。
礼堂は、隣の鼓楼に安置された
仏舎利を礼拝するための堂で、
内部には釈迦如来立像・日供舎利塔が
安置されています。
礼堂の東に二棟の校倉造りの
建物がありますが
宝蔵は唐招提寺創建に
あわせて建立されたといわれ、
経蔵より一回り大きくなっています。
対する経蔵は、唐招提寺創建以前の
新田部親王邸の米倉を改造したものといわれ
唐招提寺で最も古い建造物であり
日本最古の校倉です。
どちらも国宝に指定されています。
中には入れなったので、
柵ごしからの撮影ですが、
こちらは御影堂。
元は、興福寺の別当坊だった
一乗院宸殿の遺構で
明治以降は県庁や奈良地方裁判所の
庁舎として使われたものを
1964年に移築し復元したもの。
現在は、鑑真和上坐像が奉安されており、
東山魁夷画伯が描いた
鑑真和上坐像厨子扉絵
ふすま絵
障壁画
が収められているそうです。
別料金となりますが、
金堂に安置されていた
木造大日如来坐像のほか
旧講堂木彫群と呼ばれる
奈良時代末期に制作された
多数の木彫像が収められている新宝蔵。
多くの文化財を管理・収蔵するために
1970年に建てられた鉄筋コンクリートの
収蔵展示施設です。
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