遠方に見える長い橋はリスボンと
テージョ川対岸のアルマダとを結ぶ、
長さ2277 mの吊り橋
「4月25日橋」になります。
近代的な橋の形をしていますが
開通したのは1966年8月6日と
50年近い歴史を持つ橋です。
開通したのが8月6日も関わらず
4月25日橋と呼ばれる理由ですが
まず、開通した当初は当時の
ポルトガルの独裁者であった
「アントニオ・サラザール」
にちなんで、「サラザール橋」と
呼ばれていました。
それが、1974年4月25日の
カーネーション革命のすぐ後に、
革命が起こった日から名前を
取って改称されました。
せっかく自由を勝ち取ったのに
独裁者の名前が付いている橋の
名前をそのままにしておくのは
考えられないという気持ちの
現れでしょうね、おそらく。
この橋は2段構造になっていて
上段:6車線の車道
下段:鉄道
ですが、鉄道部分に関しては
案としてあったものの、
経費の都合で実行が遅れてしまい
完成したのは1999年と、
開通から30年以上が
経過してからの事です。
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