1966年のジュネーブの
モーターショーで発表された
BMW 1600。
この車種は、4ドアセダンの
派生モデルとして造られました。
それ以外にも、このモデルは
バリエーションが豊富で
BMW 1500
BMW 1600
BMW 1800
BMW 2000
と、大きく分けると
4種類があり、
1961年から1972年にかけて
1500ccから2000ccまでの
車が製造されます。
もともと飛行機のエンジンと
バイクをメインに製造していたBMWが、
自動車を造り始めた経緯ですが、
第二次世界大戦で
敗戦国となったドイツは
日本と同じように
航空機の開発を禁止されて
しまいます。
そのため、会社が生き残るには
事業の方向を変える必要があったため
自動車を造る事になりました。
しかし、当時のラインナップは
コスト度外視の高級車のみ。
戦後、間もない西ドイツ国内で
このような車が売れるわけもなく
一時は破綻寸前にまで
落ち込んだBMWですが、
強制収容所があった時代、
ユダヤ人を酷使して富を築いた
実業化がBMWを買収し
ライバル社であるベンツによる
買収危機から逃れます。
そんな時に、戦後のドイツ国民にも
手の届きやすい車として造られたのが
BMW 1500～2000のシリーズ。
この車種は、高性能・高品質を誇り
市場に受け入れられて大ヒット。
一時は、破綻の危機にあったBMWが、
ドイツを代表するメーカーへとなる
キッカケを作った車となりました。
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