ルノワールが描いたムーラン・ド・ラ・ギャレット オルセー美術館蔵

印象派の巨匠ルノワールの
代表的な作品である
ムーラン・ド・ラ・ギャレット。

ダンスホールを描いただけあって
躍動感があり賑やかな印象を受けます。

(オルセー美術館はフラッシュを使用しなければ撮影可。)

ルノワールは、この絵のテーマである
モンマルトルにあるダンスホールの

ムーラン・ド・ラ・ギャレットに
足を運んで制作をしていましたが

この絵は175cm×131cmもあり
持ち運ぶのは困難。

ならば、ルノワールはどのようにして
この絵を制作したのかというと

・誰かに運ぶのを手伝ってもらった?
・馬車で運んだ?

のではなく、

ムーラン・ド・ラ・ギャレットには
小さいキャンバスを持って行き

現地で書いた小さい絵を参考にして
アトリエで大きな絵を描きました。

ダンスホールで見かける人は
毎回、見知らぬ人ばかりのはずで

誰かをモデルした絵画とは
なかなか想像がつきませんが

このムーラン・ド・ラ・ギャレットには
ルノワールの友人たちが描かれています。

左側でダンスをしている
黒い帽子の男性は

キューバの画家の
カルデナス。

相方の女性は、ルノワールの
お気に入りのモデルのマルゴ。

この作品で一番目立つ位置にいる
中央下側のベンチに座っている
女性はエステル。

エステルの背後にいる女性は
エステルの姉のジャンヌ。

エステルとジャンルは、
ともにモデルをしていたそうです。

ちなみにDCのギフトカードには
ルノワールのムーラン・ド・ラ・ギャレットから

ジャンヌが抜粋されて
採用されています。

また、この絵画自体が
2016/4/27から8/22まで

国立新美術館で開催した
『オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展』にて、

日本初上陸をしているので

ルノワールのムーラン・ド・ラ・ギャレットは
日本でも馴染み深い作品の一つだと思います。

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