ユネスコの世界文化遺産にも
登録されているため
観光客も非常に多いスポット。
韓国のツアー団体旅行の人たちも
見かけました。
日本でもドイツツアーの
パンフレットをチェックすると
ヴュルツブルクに足を運ぶ場合
このレジデンツが含まれている事が多い。
ただ!!
中には入らずに、外観だけ見て
終わりというパターンがほとんど。
韓国のツアーの人たちもそうでした。
おそらくですが、ここは団体旅行には
不向きの場所だからだと思います。
まず、内部は撮影禁止!!
そして
入口のコインロッカーで、荷物を
預ける必要があります。
なので、何十人も一緒に行動する
ツアーの場合は、かなりのタイムロスに
なってしまいます。
あとは、宮殿のガイドツアーに参加しないと
建物の一部の部屋には入場できないという
制約もあります。
料金は個人で見学してもツアーで
見学しても同じですが、ガイドツアーは
11:00
15:00
と1日2回のみとなっています。
個人では入ることができない
部屋もあるレジデンツですが
時間的な縛りもあるので
個人で入る事にしました。
「チケット1枚下さい。」
「はい。中は撮影禁止なので、荷物はロッカーに預けて下さい。」
撮影禁止なのは、ブログ書いている身としては
残念ですが仕方ないですね。
「分かりました。」
とりあえず
コートは邪魔だからロッカーに入れるべし
カメラも使えないのでロッカーに入れるべし
バッグは財布も入っているし、小さいバッグだから
これは持っていくべし。
ってことで、小さいバッグ一つでレジデンツ内の
見学に行こうとしたんですが
「ちょっとちょっと、バッグもロッカーに入れてください。」
「すみません。」
「中は狭くなっているので、バッグが壁や
調度品にぶつかる危険性があります。」
そのため、レジデンツ内のマップが載っている
地球の歩き方のみを片手に
宮殿内を見学することにしました。
果たしてレジデンツ内は
どんだけ狭いんだろうと
思ったんですが
内部は、狭くはあるけど、よほどヘマを
しなければ、壁や調度品にぶつかることは
ないレベルです。
このレジデンツは、1720~1744年にかけて
大司教の宮殿として建てられました。
ヴュルツブルクは教会が多いですが
大司教が権力をふるって発展してきた
歴史があるためです。
宮殿内には300室以上もの部屋が
あると言われていますが
宮殿内で一番有名な部屋が
受付を通って一番最初にある
「階段の間」
ここはドイツバロック建築の巨匠
「バルタザール・ノイマン」
の手によるもので天井には
世界一大きいと言われる
フレスコ画が描かれています。
内部は写真撮影禁止なので
絵葉書の写真を掲載しておきます。
の部屋は当時、常識外れの設計で
巨匠ノイマンは酷評の嵐に遭いました。
広い吹き抜けゆえに柱もなく
絶対に崩れるなどと、評判も
悪かったようです。
しかしノイマンは
「砲弾を打たれても崩れない」
と反論。
事実、第二次世界大戦の空襲で
ここだけ天井が残る結果になりました。
写真を撮影したのは10月なので
季節外れですが、
春から夏にかけてはバラの花が
咲く幾何学庭園となるそうです。
これは、夏にもう一度足を運ぶべきかも?
時間を作ってのんびり散策するのにも
もってこいのスポットです。
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