展示されているパネルは工場の
蓄電池の充電と放電を切り替えて
制御するための装置で
1898年から1927年まで
使用されていました。
木製フレームの中に設置された
大理石のパネルには、
メーター
スイッチ
ヒューズのコントローラー
が取り付けられています。
大理石と木材は断熱特性を
考慮して使用されました。
ボッケンハイムで作られた電気測定器は世界中に広まりました。
1879年、機械工のオイゲン・ハルトマンは
ヴュルツブルクに光学装置と
測地機器の工場を設立。
1882年には実業家のウニバルド・ブラウンが
同社のパートナーになりました。
2年後、E.hartmann & Co.は
フランクフルトの西にある
ボッケンハイムの町に移転します。
この工場では物理値を測定するための
電気機器が開発されました。
1901年に株式会社となってからは、
制御盤の製造効率を向上させた事により
生産量が増加。
特に一度に6つの値を登録できる
チャートレコーダーは革新的でした。
第一次世界大戦後は、
同社はガスを検知する
検知器を開発しており
この頃になると約3000人の
従業員を雇用していました。
1941年には第二次世界大戦の勃発により
プラウンハイムに第2工場を
建設する必要がありました。
そこでは工場の経営者は
主にソ連からの女性の
強制労働者を雇用しました。
1944年の空襲で、
ボッケンハイムの工場は
完全に破壊されてしまったものの
10年後には同社のビジネスは
勢いを取り戻し回復。
1993年にはフランクフルトにある
2つの工場で約3300人が働いて
いましたが、
1999年にABBグループに買収後、
完全吸収され約100年の歴史に
幕を下ろしました。
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