セーヌ川沿いにあるルネッサンス様式の
豪華な外観が印象的なパリ市庁舎。
1977年からパリ市長が
この建物を利用し
レセプション会場としても
利用されています。
パリ市庁舎の歴史は非常に古く
1357年にパリ市長の地位にあった
エティエンヌ・マルセルが
この場所にあった
「柱の家」
と呼ばれる建物を自治体名で
購入したのが始まりです。
その後、1533年になり、その時代の
王であったフランソワ1世が
大都市パリにふさわしいような
ヨーロッパで一番の市庁舎を
設置すると決めたことから
もともとあった「柱の家」が
取り壊される事となり
ルネッサンス様式の市庁舎へと
建て直されることになります。
しかし普仏戦争の時代になり
1871年に市庁舎は放火により焼失。
建物のみならず、フランス革命期から
当時まで残っていた貴重な文献も
焼失してしまったようです。
石造りの骨組みだけが残る結果と
なったパリの市庁舎は、
その後、1873年から再建が開始され
1892年に完成しました。
そのため、現在の市庁舎は
オリジナルのものではありませんが
それでも築後100年以上は経過した
歴史ある建物です。
コメント