ヴュルツブルクのレジデンツ

DSC00467ヴュルツブルクのレジデンツ。

ユネスコの世界文化遺産にも
登録されているため

観光客も非常に多いスポット。

韓国のツアー団体旅行の人たちも
見かけました。

日本でもドイツツアーの
パンフレットをチェックすると

ヴュルツブルクに足を運ぶ場合
このレジデンツが含まれている事が多い。

ただ!!

中には入らずに、外観だけ見て
終わりというパターンがほとんど。

韓国のツアーの人たちもそうでした。

おそらくですが、ここは団体旅行には
不向きの場所だからだと思います。

まず、内部は撮影禁止!!

そして

入口のコインロッカーで、荷物を
預ける必要があります。

なので、何十人も一緒に行動する
ツアーの場合は、かなりのタイムロスに
なってしまいます。

あとは、宮殿のガイドツアーに参加しないと
建物の一部の部屋には入場できないという
制約もあります。

料金は個人で見学してもツアーで
見学しても同じですが、ガイドツアーは

11:00
15:00

と1日2回のみとなっています。

個人では入ることができない
部屋もあるレジデンツですが

時間的な縛りもあるので
個人で入る事にしました。

「チケット1枚下さい。」
「はい。中は撮影禁止なので、荷物はロッカーに預けて下さい。」

撮影禁止なのは、ブログ書いている身としては
残念ですが仕方ないですね。

「分かりました。」

とりあえず

コートは邪魔だからロッカーに入れるべし
カメラも使えないのでロッカーに入れるべし

バッグは財布も入っているし、小さいバッグだから
これは持っていくべし。

ってことで、小さいバッグ一つでレジデンツ内の
見学に行こうとしたんですが

「ちょっとちょっと、バッグもロッカーに入れてください。」
「すみません。」

「中は狭くなっているので、バッグが壁や
調度品にぶつかる危険性があります。」

そのため、レジデンツ内のマップが載っている
地球の歩き方のみを片手に
宮殿内を見学することにしました。

果たしてレジデンツ内は
どんだけ狭いんだろうと
思ったんですが

内部は、狭くはあるけど、よほどヘマを
しなければ、壁や調度品にぶつかることは
ないレベルです。

DSC00467このレジデンツは、1720~1744年にかけて
大司教の宮殿として建てられました。

ヴュルツブルクは教会が多いですが
大司教が権力をふるって発展してきた
歴史があるためです。

宮殿内には300室以上もの部屋が
あると言われていますが

宮殿内で一番有名な部屋が
受付を通って一番最初にある

「階段の間」

ここはドイツバロック建築の巨匠
「バルタザール・ノイマン」

の手によるもので天井には
世界一大きいと言われる
フレスコ画が描かれています。

内部は写真撮影禁止なので
絵葉書の写真を掲載しておきます。

103-4の部屋は当時、常識外れの設計で
巨匠ノイマンは酷評の嵐に遭いました。

広い吹き抜けゆえに柱もなく
絶対に崩れるなどと、評判も
悪かったようです。

しかしノイマンは

「砲弾を打たれても崩れない」

と反論。

事実、第二次世界大戦の空襲で
ここだけ天井が残る結果になりました。

DSC00464レジデンツの裏側にはホーフ庭園と
呼ばれる公園があります。

写真を撮影したのは10月なので
季節外れですが、

春から夏にかけてはバラの花が
咲く幾何学庭園となるそうです。

これは、夏にもう一度足を運ぶべきかも?

Würzburg_Court_Gardenレジデンツ内は撮影禁止ですが
ホーフ庭園は撮影し放題。

時間を作ってのんびり散策するのにも
もってこいのスポットです。

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