プロイセンの機関車 T18 78 510

製造年:1924年
製造者:バルカン
最高速:100km/h
全 長:14800mm
重 量:106t
パワー:1140馬力

幅広い用途に適用し
多くの人に利用された
78シリーズの蒸気機関車。

機関車の製造は
ほぼ独占的に

バルカン工場で
行われましたが、

この車両は技術的に特別な
特徴を持っていました。

それは何かというと
車軸負荷の調節が
可能な事です。

急勾配を走行する際、
レールと機関車の間の

摩擦が大きい方が
有利でした。

そのためドライブアクスルの
負荷を最大17トンまで
掛けることかできる

特殊な機能が装備されて
いました。

また、路線によっては
最大16トンまでの負荷しか
支えられない場所もあり、

そのような場合については
それに応じて車軸荷重を
低下させました。

足回りに調節可能な
スプリングが装備され

セッティング次第で
車軸荷重が調節できるように
なっています。

もともとは、マインツと
シュチェチン鉄道のみで
要求された機構ですが、

このような凡用性の高さから
T18蒸気機関車は大変な人気を誇り

他の鉄道にも普及して
いきました。

1912年から1927年の間に
バルカン工場は458台の

T18蒸気機関車を
製造しました。

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