1984年から1986年まで
製造されていた
モデルになります。
レースで実績を残した
CB1100Rの後継モデルとして
誕生したにも関わらず
わずか2年の生産で
終わってしまったのは
1984年からレースの
レギュレーション変更で
排気量の上限が
1000ccから750ccへと
変わってしまったため
VF1000Rがレースに
導入されるケースが
少なかったのと
CB1100Rよりも30kg以上も
重量が重たかったほか
専用設計モデルのため
交換部品も高額になって
しまうなど
前モデルのCB1100Rに比べて
欠点が目立った事が上げられます。
実際、VF1000Rの発表後も
CB1100Rの売り上げは
好調だったそうです。
海外向けに造られた
VF1000Rは
逆輸入車という形で
日本にも入ってきたようですが
当時の価格は250万円と
カナリの高額。
日本でも販売台数が伸びず
価格が下がっていきました。
現在でも、中古車サイトで
VF1000Rが販売されていますが
価格は65万円前後となっています。
商売としては失敗作的な
見られ方をするVF1000Rですが
世界初のカムギアトレインを装備し
蓄積データを元に、
その後のバイク開発に
貢献したほか
1984年度の最速市販車として
記録に残るなど
技術的には大成功した
モデルと言われています。
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