パリのアンヴァリッドとドーム教会

ルイ14世が負傷廃兵のための
収容施設として建てた
アンヴァリッド。

しかし、現在ではアンヴァリッドは
ナポレオンの墓所として有名で
多くの人が足を運びます。

金色の屋根が印象的なドーム教会は
1706年に完成したものですが

元々はルイ14世がルイ9世の
遺体を安置するために
建てたものになります。

アンヴァリッドの内部から見たドーム部分。

あのドーム部分の下、
地下祭室中央が

ナポレオン1世の
お墓となっており

緑色の花崗岩でできた
台座の上に棺が
安置されています。

ナポレオンは失脚後に
孤島セントヘレナ島へ
幽閉されてしまい

1821年に異国の地で
亡くなりました。

その後、1840年にナポレオンの
遺体はフランスへ返還されます。

有名な遺言
「余は、余がかくも愛したフランスの市民に囲まれて
セーヌ川のほとりに憩う事をことを願う。」

の通り、現在ナポレオンは
セーヌ川のほとりにある

アンヴァリッドのドーム教会で
周囲を足を運んだ来場者や

多くの石像に囲まれるような形で
静かに眠っています。

ちなみにアンヴァリッドは
場所が場所なだけに

入場するのに厳しそうな
セキュリティチェックがあります。

というのは、その施設の
一般市民の係員が行うのではなく

ライフルを手にした
いつでも戦闘態勢に

入れるような軍人がセキュリティチェックを
しているからです。

といっても、見た目が物々しいだけで
空港のチェックと同じ感覚のため

普通にしていれば何の問題もなく
入場できますのでご安心を。

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