代表作とも言えるのが
「ダイヤのエースを持ついかさま師」
この絵画には4人の人物が
描かれていますが
一番左にいる背中にトランプを隠し持ち
すり替えようとしているのが、いかさま師。
その隣にいるワイングラスを
持っているのが給仕の女。
その隣には、この絵画で最も
印象的な表情をした
横目で給仕に合図する
高級娼婦が描かれています。
この3人はどう見ても目線が怪しく
グルと言った印象を受けます。
そして一番右側に騙される男性が
描かれていますが、
彼の表情は至って普通な感じで
身なりは非常に豪華。
世間知らずのお坊ちゃまが
腹黒い人たちに騙されようとする
ところを描いた作品です。
この作品を描いたラ・トゥールは
17世紀は絶大な人気を誇った
画家にも関わらず
18世紀、19世紀としばらくの間、
忘れ去られていましたが
20世紀になって評論家が
この作品の考察を発表したため
再び脚光を浴びるようになりました。
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