ネレトヴァ川が中央を流れ、
その両側を美しいアーチを描いた橋
「スターリ・モスト」
によってつながれている町が、
このモスタル。
ボスニア語ではモスタルは
「橋の守り人」
を意味します。
その名のとおり、モスタルは
この橋を中心に発展してきた町です。
町にはオスマン朝時代の影響が色濃く残り
オリエントの香りが漂います。
そんな町の象徴でもあるこの橋も
紛争中の1993年11月9日に
破壊されてしまいました。
ユネスコの協力で復元されたのは、
2004年になってからです。
当時の技法によって切り出された
1088個の石を使った再建工事には
日本円換算で、約15億円が
費やされました。
DON’T FORGET
のメッセージが刻まれています。
1566年、オスマン朝支配下の
時代に建てられました。
橋台を用いず、両岸からアーチ状に
かかる橋は、見た目が美しいのはもちろん、
建築技術の高さもうかがえます。
正面のモスクは1618年に
建てられたイスラム寺院の
コスキ・メフメット・パシナ・ジャーミヤ
モスタルの町はネレトヴァ川を挟んで
東側はムスリム人
西側はクロアチア人
と住み分けがされています。
写真を撮影したのは
西側になります。
島国の日本人からは、
民族紛争というのは
想像が付かないですね。
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