ジョルジュ・ド・ラ・トゥールが描いたダイヤのエースを持ついかさま師 ルーヴル美術館蔵

17世紀前半に活動した画家
ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの

代表作とも言えるのが
「ダイヤのエースを持ついかさま師」

この絵画には4人の人物が
描かれていますが

一番左にいる背中にトランプを隠し持ち
すり替えようとしているのが、いかさま師。

その隣にいるワイングラスを
持っているのが給仕の女。

その隣には、この絵画で最も
印象的な表情をした

横目で給仕に合図する
高級娼婦が描かれています。

この3人はどう見ても目線が怪しく
グルと言った印象を受けます。

そして一番右側に騙される男性が
描かれていますが、

彼の表情は至って普通な感じで
身なりは非常に豪華。

世間知らずのお坊ちゃまが
腹黒い人たちに騙されようとする
ところを描いた作品です。

この作品を描いたラ・トゥールは
17世紀は絶大な人気を誇った
画家にも関わらず

18世紀、19世紀としばらくの間、
忘れ去られていましたが

20世紀になって評論家が
この作品の考察を発表したため
再び脚光を浴びるようになりました。

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