かつては濠と防塁に囲まれて
偉容を誇った大修道院だったようですが
現在はこじんまりとしている
サン・ジェルマン・デ・プレ教会。
教会の歴史は古く
6世紀まで遡ります。
スペイン遠征の際に殉教した
サン・ヴァンサンの遺物を
当時のパリ司教であった
サン・ジェルマンが
納めるために建てられました。
ちなみに、サン・ジェルマンに
関しては鐘楼の下に葬られた
ようです。
8世紀以降はベネディクト会の
修道院として黄金期を迎え
「黄金のサン・ジェルマン」
と呼ばれたものの
9世紀になりノルマン人の
侵攻を受けて荒廃。
990年から再建工事が始まり
1021年になってから
仮鐘楼
身廊
側廊
が完成したほか12世紀になると
収納能力アップのために拡張され
1163年には、いったん完成と
なりました。
その後、しばらくの月日が流れて
17世紀にはさらに拡張され
城壁
塔
防塁
濠
をそなえて武装化されたものの
フランス革命の時に
大部分が焼失してしまい
1821年から修復が始まり
現代に至っています。
修復工事のためか祭壇には
ファザードかかかっていました。
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