金堂には薬師寺の本尊である
薬師如来坐像と日光・月光菩薩立像が
安置されています。
三体を合わせて薬師三尊像と呼ばれ、
いずれも白鳳彫刻の傑作で国宝です。
戦国時代に焼失しましたが、
1981年に創建当時の姿に復元されました。
六重に見えますが、各層に「裳階」
と呼ばれる庇が付いており、
実際には三重塔となっています。
幅41m
奥行20m
高さ17m
にもなります。
大講堂の本尊には弥勒三尊像、
後堂には仏足石・仏足跡歌碑
が安置されています。
仏足石の両脇には釈迦十大弟子も
祀られています。
養老年間に吉備内親王が
元明天皇の冥福を祈り建立した
国宝の「東院堂」
建立当時は現在の観音池にあり、
南を向いて建てられていたそうですが、
973年の火災で焼失し、1285年に
現在の位置に建てかえられました。
薬師寺の白鳳伽藍の
見学はこれで終了。
ここの大唐西域壁画殿には、
平山郁夫画伯が30年もの
歳月をかけ完成させた
玄奘三蔵求法の精神を描いた
壁画があります。
撮影は禁止でしたので、
写真はありませんが、
素人でも分かるくらいの
規模の超大作でした。
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