ここには、遺跡内から出土した
多くのものが展示されています。
紀元前570年頃に作られたと
言われている神秘的な微笑みが
特徴のスフィンクス像。
頭部は女性
肢体はライオン
鳥の羽を持っています。
大理石で作られたこの像は
アポロン聖域の柱の上に乗っており
神託守護のシンボルでもありました。
紀元前600年頃に作られた
エジプトの影響を強く受けて
いたと考えられる像。
これは、アルゴス出身の兄弟の
クレオビスとビトンだと言われています。
紀元前330年頃に作られた
アポロン神の神域内に
納められた奉納品。
アカントスの葉で飾られた
円柱の上に3人の女性が立っています。
アポロン神の像の近くに
置かれていた「大地のへそ」
のシンボル。
デルフィが大地の中心であると
考えられていたために
設置されたこのシンボルは
オンファロスと呼ばれています。
大地の中心になった理由とは?
ギリシャ神話の話ですが
どこが大地の中心なのか
知りたいと思った
最高神であるゼウスが、
2羽の鷹を世界の両極から放ち、
2羽の鷹が出会った場所が
デルフィであったため、
大地の中心と定められました。
この博物館で、一番の人だかりが
できる有名な出土品が
こちらの青銅の御者像。
馬車レースで優勝した人物の像です。
目やまつげがとても精巧にできていて、
まるで今にも動き出しそうな、
生きているのでは?
と思ってしまうくらいの
印象を受けました。
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