ミュンヘンの街には中心部の
少し外れに川が流れていますが
この川は
オーストリアのチロル州
ドイツのバイエルン州
を流れる
「イーザル川」
になります。
水源ですが、アルプス山脈の
カルヴェンデルと呼ばれる場所。
この川を下流に下っていくと
音楽でも有名なドナウ川に
辿り着きます。
このイーザル川は見ての通り
そんなに大きくない川のため
大型船の往来は、困難というよりも
不可能に近いです。
そのため、中世、船で物資を運ぶのは
無理だったのか、地図を見ると
イーザル川沿いには、ミュンヘン以外は
大きな町がないのが一発で分かります。
逆に、現代でも車を積んだタンカーなどが
往来しているライン川は、中世の頃から
貿易船などの往来があり、
外洋ともつながるライン川沿いには
デュッセルドルフ
ケルン
ボン
コブレンツ
リューデスハイム
ボッバルト
ザンクト・ゴアール
ヴィースヴァーデン
マインツ
マンハイム
などなど、有名な町が数多くあります。
まさに、ドイツにとってはライン川は
重要な川で、ライン流域を軸として
ドイツは発展してきたとも言えます。
なので・・・
そう言った観点から考えると
ライン川沿いの町ではない
にも関わらず
現代みたいに車も電車も
飛行機もない中世から
発展してきたミュンヘンは
ちょっと特殊というか面白い。
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