ブラックヘッドの会館
この会館は、リーガの創設800周年を
記念して、2000年に再建が完了しました。
というのは、オリジナルは15世紀に
建てられましたが、1941年にドイツ軍の
空襲で破壊されてしまったからです。
当時のオリジナルではないものの、
個性的な姿の建物は、ほぼ完全に
再現されたようです。
彫金細工と彫刻で飾られた外観で、
特に目立つのが、この大時計。
月
日
時間
月齢
を刻んでいます。
あまりの出来栄えに、技術が洩れる事を防ぐためか、
言い伝えでは、この時計を作った職人は
二度と同じものを造れないように
目をくり抜かれてしまったそうです。
時計の下には4つのハンザ都市
リーガ
ハンブルグ
リューベック
ブレーメン
の紋章が浮き彫りにされています。
ポセイドンやアポロンなどのギリシャ神話の
神々の像も置かれています。
ドラゴン退治の神話っていろいろあるから
特定するのが難しいですが、
これは天使ミカエルとドラゴンの戦い
(ヨハネの黙示録)のワンシーンかな?
少なくとも武器がこん棒でないので
「ヘラクレスのドラゴン退治」
ではないはず!
市庁舎前の広場は、中世には市場として賑わい
祭りや市の条例の布告、魔女の火あぶりなどの
刑罰も行われたリーガの中心地でした。
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