ティツィアーノ・ヴェチェッリオの油彩画

イタリアのルネッサンス期を
象徴する画家である

ティツィアーノ(1485/90-1576)
が描いた母と娘の人物画。

彼の色彩や技法は

ルーベンス
ヴァン・ダイク
レンブラント
ベラスケス

など、17世紀の画家たちに
大きな影響を与えました。

描かれている人物について
詳細は不明となっていますが、

ティツィアーノの愛人と
訳ありの娘を書いたとの
憶測もあります。

ちなみに、この絵画は
まだ未完成の状態で、

1948年には、X線の分析で
基礎となる絵画構成が
発見されました。

ティツィアーノは
一つの絵画が完成してから
次の絵画へと取り組むのではなく、

同時進行でいくつもの
絵画を描いていたため、

それが、この絵が未完で
終わってしまった理由と
考えられています。

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