電気機関車 EP5(E 52)

製造年:1925年
最高速:90km/h
全 長:17210mm
パワー:2991馬力
重 量:140t

EP5は、ドイツ国営鉄道の
バイエルン路線において、

特別なステータスを持った
列車の一例です。

1921年から、バイエルン
の鉄道グループは、

大型旅客列車サービスを
提供するために

電気機関車の再設計に
取り掛かりました。

なぜかというと
従来の機関車では、

電気化されたバイエルンの路線や
山岳路線での狭いカーブの続く

路線を走行するのが
難しかったからです。

新しく設計された列車は
カラーリングにおいても
特別扱いされて

定番カラーである緑色でなく
茶色に塗られました。

また、車両重量は140tと
重量級なため、

両端に重量配分を改善するための
装置が取りつけられていました。

手間暇かけて投入されたEP5は、
愛情を込めて、鉄道会社から

「ジャンボ」
と呼ばれるようになります。

展示車両のEP5ですが、
1925年10月22日から
運行が開始しました。

会社の記録では
1968年までの間に

170万キロメートルを
走行したとされています。

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