このFXエンジンは
ベンツ&シー社
(ベンツ&シー・ライニッシェ・ガスモトーレン・ファブリーク)
が、初の飛行機用
エンジンとして
特別にデザインした
ものになります。
1913年に元ドイツ皇帝の
ヴィルヘルム2世が開催した
エンペラーズ・アワードでは、
見事、ドイツのベスト航空機
エンジンに輝いています。
賞を受賞した決定的な理由は、
乾燥重量が軽い事と、
低燃費である事が
決め手になりました。
この時代の航空機エンジンは
400kg以上のタイプも
珍しくないので
155kgという重量は
確かに驚異的です。
また、燃費については
具体的な数字の記載が
なかったので不明ですが、
2年前のエンジンが
15000cc近くあるのに対し
FXはパワーを同等に出しながらも
9556ccしかないため
3割くらいは燃費が向上
していそうな気がします。
▼スペック
4気筒 9556cc
105馬力 1350回転
生産年 1912-1913年
重量 155kg
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