60馬力を発揮する
エンジンを搭載した
メルセデス シンプレックスは、
1903年のメルセデスの
自動車の中では、
最高のスペックを
誇っていました。
ほんの数年前までは
2馬力程度のエンジンで
18km/hを出すのが
やっとだったのが、
排気量が9000ccを
超えているとはいえ
80km/hまで出せるように
なったほか、
馬車に小型のエンジンを
取り付けていただけのような
車両が、
現代人が見ても車らしく
なってきているので、
技術の進化というのは
今も昔も物凄い。
この車両は、レースのために
ショートホイールベースを採用し、
ボディに加工を加えた
バージョンも造られ
モーターレーシングでの
成功を収めました。
ちなみに展示車両ですが、
ドイツの起業家である
エミール・イェリネックが
1904年に購入したものと
なります。
彼は購入後に、より快適な
居住性を求めてボディを
改造したため、
当時の完全なオリジナルでは
ありませんが、
十分に時代を感じさせる
1台だと思います。
▼スペック
4気筒 9236cc
60馬力 1400回転
最高速 80km/h
▼アクセス
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