13世紀のハンガリーの
王女エリザベートは
チューリンゲン地方の
伯爵家に嫁ぐ事になりましたが
夫の死後は家を追われてしまい
ここマールブルクに移住しました。
エリザベートは思いやりの深い人で
貧しい人や病人への施しを
常としていたようです。
しかしながら彼女は24歳の若さで
この世を去ってしまいます。
エリザベートは、その徳ある行いにより
死後、聖人に列せられました。
彼女の聖なる棺を祀るために
1235~1283年にかけて
このエリザベート教会が
建てられました。
祭壇後方のステンドグラスは
13世紀から14世紀のものですが
エリザベートの善行と生涯が
描かれています。
1918年に作られた
エルンスト・バーラッハ作の
十字架のキリスト像。
そしてこちらが、この教会の最大の
見どころであるエリザベート像。
何しろエリザベートの善行がなければ
この教会が建てられることは
なかったわけです。
綺麗な状態で保存されていますが
製造から約500年は経過しています。
この優雅な衣装をまとった
聖女エリザベートの像は
1470年頃に作られました。
コメント