マイセンのアルブレヒト城と大聖堂

DSC09395エルベ川を見下ろす丘の上に建つ
アルブレヒト城。

DSC09378修復が終わったばかりのため
外観が非常に綺麗で新しいですが

実は15世紀に建てられた
歴史ある建物です。

このアルブレヒト城はマイセン陶器の
歴史の始まりともいえる場所です。

当時、陶器に関しては
日本や中国のものが

純白で薄く、硬く艶やかで
ヨーロッパでは到底作る事の

できない圧倒的な
品質を誇っていました。

そのため数多くの王侯貴族が
日本や中国から陶器を輸入する一方で

どうすれば、このような陶器を
作れるのか解明に全力を注ぎます。

そして、ドイツのザクセン選帝侯
アウグスト強王が

ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーを
幽閉して磁器製造の秘法を研究させ

1709年に白磁製法を解明する事に成功。

その後、技術が外部に漏れてしまう事を
恐れたアウグスト強王の考えにより

ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーは
アルブレヒト城に監禁されてしまい

この城の中に陶器工場が置かれ
1710年~1864年までは

アルブレヒト城で
マイセンが作られていました。

1865年からは別の場所に工場が移転し
現在もマイセンが作られています。

DSC09385アルブレヒト城は一般公開されており

DSC09379入場料を払って見学ができます。

DSC09382アルブレヒト城の模型。

DSC09386アルブレヒト城内にある大聖堂。

お城とは別料金になりますが
ここも内部見学ができます。

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