プファルツ選帝侯ループレヒト3世
にちなんで名付けられた
「ループレヒト館」
この館は、ハイデルベルク城の
敷地内にある現存する最も
古い建物になります。
ループレヒト3世は、それまでの
ドイツ王であったヴェンツェルを
退位させ
ケルンでの選挙の後に選出され
さらに!!
ケルン大司教によって戴冠式が
執行されはしましたが
残念ながら・・・
アーヘン
フランクフルト
などは、ドイツ王として承認
しませんでした。
そのためループレヒト3世の
活動範囲はわずかなものと
なります。
ループレヒト館は、そんな彼の
仕事の足跡を知る貴重な建物。
彼はこの建物を主な居館に
定めることにしました。
この建物で特徴的なのが
入口にある天使の像。
花輪
コンパス
が彫られていまが、これには
きちんと意味があります。
言い伝えによると、建築を請け負った
大工の双子の子供が、館の完成前に
建築現場にやってきて、足場を踏み外し
命を落としてしまいました。
双子は悲しみに暮れる父親の
夢枕に現れます。
翌日、目を覚ますと、ベットの
脇にあった、しおれたバラの
花輪が美しい花輪に
変わっていました。
その後、大工の棟梁は、この夢を
もとにこの彫刻を製作。
なので
二人の天使
花輪
そして、職業シンボルである
コンパス
が彫られた彫刻像に
仕上がっていると
いうわけです。
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