オランダの画家である
ヘラルト・デ・ライレッセ
(1640-1711)が、
1675/80年に描いた作品の
「ナルキッソス」
ナルキッソスは
ギリシャ神話に登場する
美少年です。
ある日、ムーサの山にある
泉に呼び寄せられた
ナルキッソスが、
水を飲もうとすると
水面に美しい少年が
いました。
もちろんそれは
水面に映った
ナルキッソス本人。
しかし、ナルキッソスは
ひと目で恋に落ちてしまいます。
そしてそのまま
水の中の美少年から
離れることができなくなり、
やせ細って死んでしまいました。
ナルキッソスが死んだあと
そこには水仙の花が咲きました。
この伝承から、水仙の事を
欧米ではナルシスと呼びます。
また、自分自身に酔いしれる
「ナルシスト」
という言葉も、
ギリシャ神話のナルキッソスが
元になっています。
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