1906年に設立された
自動車メーカーである
ロールスロイスが
1906年から1925年に
かけて製造していたのが
シルヴァーゴーストと
呼ばれる大排気量車。
写真のシルヴァーゴーストは
パーツが所々なくなっていますが
1911年製に製造された
7248ccの6気筒エンジンを
搭載した後輪駆動車です。
この時代の車は
大多数が1500cc前後で
最高速度も50km程度のなか
ロールスロイスは大排気量を誇り
100km以上もの速度に達していたので
当時から、他のメーカーとは
一線を画していました。
しかし、当然ながら
複雑な設計ゆえに
コストが非常にかかるため
価格が1000ポンドを超えてしまい
(現在の価値で約2500万円)
最初は、販売台数が
伸びなかったそうです。
転機となったのは、
レースに参戦して
信頼性を証明した事。
海外への輸出にも成功し
1925年までの間に
6173台が生産されました。
そのうち何台かが日本にも
入ってきたそうです。
写真の1911年の
シルヴァーゴーストは
現在のオークション相場で
1億円を超える希少車。
ブリュッセルのオートワールドに
展示されていた車両に関しては
ご覧のように状態が悪いので
そこまでの価格には
ならないと思いますが
腐っても鯛の
ロールス・ロイス。
一般的な新車が買える位の
価値はありそうです。
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