フランスの自動車メーカーである
パナールが1914年に製造した
タイプ26という自動車
4気筒の3130ccエンジンを
搭載したリヤドライブの
車両になります。
1200cc前後の車が多数の
この時代の自動車としては
排気量が2倍以上と大きいですが
タイプ26のコンセプトは
ファミリーカーという事で
大人数を乗せてもいいように
排気量を大きくしたのだと
思います。
今のように前方座席と
後部座席に分かれておらず
ドライバーと搭乗者の間に
仕切りがない所が面白い。
パナールは1890年にフランスで
初めてガソリン車を作った
老舗メーカーとして知られます。
しかし、多くの名門高級車ブランドが
経験する事となった
第二次世界大戦の社会疲弊による
経営不振により
1967年にシトロエンに
買収されてからは
パナールブランドの車は
消滅してしまいます。
その後は、シトロエン傘下と
なったパナールですが
2005年になってから転機が訪れて
シトロエンはフランスの
軍用車メーカーである
オーバーランドに
パナールブランドを売却しました。
もともと、戦前から軍用車も
生産していたパナール。
これを気に、オーバーランドは
知名度の高い老舗のパナールに
商標を変えたため
再びパナールの車が
造られる事になりました。
現在では、パナールは
主に軍用車を生産する
メーカーへとなりました。
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