ザルツブルクのホーエンザルツブルク城

4ザルツブルクの町の高台にある
ホーエンザルツブルク城。

なぜ高台にあるかといえば、もともとは
防衛を考慮して建てられたからです。

1077年に起きた

神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世

ローマ教皇グレゴリウス7世

との聖職叙任権闘争後に
教皇の側に付いた

大司教ゲプハルト・フォン・ヘルフェンシュタイン1世
が、

敵対する皇帝派の南ドイツ諸侯の
カノッサからの報復を恐れて

メンヒスブルク山の山頂に
建設した防衛施設が起源です。

その後、1152年から1190年まで即位した
神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世による

ザルツブルク焼討ちでも防衛力を
発揮し焼失を免れました。

さらに15世紀後半になると

ハプスブルク家
バイエルン公

などの周辺諸侯の攻撃や
市民の反乱に備えて強化され、

鐘楼
薬草塔
鍛冶の塔
囚人の塔
武器庫
穀物貯蔵庫

などが建設されて
さらに防壁が強化しました。

その防衛力の高さから

ホーエンザルツブルク城の
長い歴史のなかで、

この城塞を占領できたものは
ありません。

現在、ホーエンザルツブルク城は
自由に見学することができて

毎年、数多くの観光客が足を運び
芸術イベントなども開催されるようです。

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