により建てられた
北アフリカ最古と言われる
グランドモスク。
建設者の名前をとり、
「シディ・ウクバ・モスク」
とも呼ばれます。
このモスクはイスラム圏における傑作建築で、
マグレブ地方のモスクの手本となっています。
その後何度も再建され
現在の姿になったそうです。
大理石が一面に敷き詰められた
中庭の中央付近には、
ろ過設備が備わっています。
中庭を取り囲む回廊には、
ローマ・ビサンチンの遺跡から
流用された柱が建ち並びます。
古代ギリシャ建築では主に
コリント式
ドーリア式
イオニア式
の3つの柱がありますが、
柱の形から、
これはコリント式の
柱になります。
ちなみに古代ギリシャの都市国家の
コリントスがコリント式の名前の由来です。
しかし・・・
ギリシャの地名が由来にも関わらず、
このコリント式の柱はギリシャでは、
あまり見られないのが面白いところ。
ギリシャを代表するパルテノン神殿や、
パルテノン神殿よりも
保存状態が良いとされる、
アゴラのヘファイストスの神殿は、
ドーリア式の柱が採用されています。
また、現役で使用されている
ギリシャの国会議事堂も
ドーリア式です。
非イスラム教徒は、
モスクの中庭には入れても、
建物内には入れないため、
外から撮影しました。
トルコは、イスラム教徒でなくても
モスクの中に靴を脱いで入場できましたが、
それと比べると、チュニジアは厳格です。
モスクの周りは、白壁にブルーの窓枠の
綺麗な建物が建ち並んでしました。
「チュニジアンブルー」
といった感じで綺麗です。
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