元々は17世紀のブラジル総督である
オラニエ家のヨーハン・マウリッツ伯爵の
私邸として建てられた建物です。
マウリッツハイス美術館には
レンブラント
フェルメール
ルーベンス
などの絵が飾られています。
中は写真撮影禁止だったので、
写真はありませんが、
もともと家だった建物を美術館に
しているのでこじんまりしています。
ただ、そこに飾られている
絵画は有名なものが多く、
誰もが一度は目にした事のある
が展示されています。
しかしなんといっても
至宝といわれているのがこちら!
この作品は、フェルメールの代表作。
現在のデルフトの町と比べるのが
面白い作品ですが、
デルフトの町を南西の方角から
描き出したもので、
左奥に旧教会の尖塔
その手前にスキーダム門
右側に張り出したロッテルダム門
その奥には現在武器博物館と
なっている建物の赤い屋根、
そして武器博物館の右に新教会の
白っぽい尖塔が描かれています。
フェルメールの生涯作品は
35点ほどであると言われて
他の有名な画家に比べ
極端に少ないですが
当時、金と同じくらいの
価格で取引されていた
鉱石ラピスラズリを
原料とする貴重な絵の具を
使っていたというので
作品数が少ないのにも
納得できます。
このブルーの色は
「フェルメール・ブルー」
と呼ばれるくらいに
彼の代名詞的な色で
作品を見た時に
その鮮やかさゆえ
一番最初に目を向けてしまう
ポイントです。
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