ポエニ時代のまま残るケルクアンの遺跡

1チュニジアにある世界遺産の
ケルクアン遺跡の入口です。

2フェニキア人(ポエニ人)の
遺跡のほとんどは、

他国の侵略で
破壊された後に、

その上にローマ都市や
ビサンチン都市などに
作り変えられてしまいました。

カルタゴに関しては、
二度と人が住めないように、

徹底的に破壊されたことで
有名です。

しかし、ここケルクアンに
関しては、他の場所と違い
建て替えられることなく、

フェニキア人の遺跡が
ポエニ時代のまま
残っているということで、

非常に貴重な遺跡として
知られています。

3この遺跡は、1952年に周辺で
釣りをしていた考古学者の

「シャルル・ソマーニュ」
が偶然発見。

その後、調査が始まりました。

4釣りをしていたのが、
考古学者でなく、
普通の人だったら、

もしかしたら遺跡の存在に
気が付かなかったかも
しれませんね。

5住居跡には、今も当時のバスタブが残ります。

6調査の結果から、
現在見られる遺跡は、

紀元前4世紀から3世紀の頃と
言われています。

7このマークはフェニキアの豊穣の神のタニト。

8この建物にも床に
タニトが描かれています。

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