ダルムシュタットのマチルダの丘
ダルムシュタットの町の中心部は
第二次世界大戦の空爆で
多大な被害を受けたために、
戦後は新しい建物が建てられたので
ミュンヘン
ローテンブルク
ハイデルベルク
などなど
メジャーな観光スポットと違って
あまり古い建物が残っておりません。
しかし、ここダルムシュタットは
かつてヘッセン・ダルムシュタット大公国の
主都であったために、
当時の繁栄を偲ばせる
城館
教会
などは残っています。
その中でも、ここマチルダの丘と
呼ばれているスポットには
最後の大公エルンスト・ルートヴィヒが
19世紀末に、芸術家村を造った際に
築いた綺麗な建物が残っている
ことで知られています。
マニアックなスポットなので
誰も観光客がいない所が
またメジャーなスポットと違って
一人占め感があっていいです。
こちらの建物はオルブリヒという建築家の
作である芸術家コロニー美術館。
表面だけだと、普通な感じですが
裏通りの南側の装飾は
金が使われていて華麗です。
19世紀末に建築家ベノイの
作ったロシア教会。
ロシア教会は玉ねぎ型の屋根が
特徴的ですね。
晴れていたら金細が綺麗に
見れたと思うんですが残念・・・
展覧会場。
その隣にあるのが、この結婚記念塔。
南側に日時計が付いていますが
今日の天気では、役立たずですね。
この結婚記念塔は、大公とマチルダ妃の
結婚を記念して建てられたものになります。
結婚記念塔前の広場。
市松模様が印象的です。
外装のタイルが印象的な
オルブリヒハウス。
解説もありましたが、ドイツ語なので
ちんぷんかんぷん。
1908年のオルブレヒ作と
いったところでしょうか?
これ、中に入っても良いのかな?
怒られたら嫌だから、止めておくか。
現在は、ドイツ・ポーランド研究所に
なっているハウス・ダイタース。
これもオルブリヒ作の建物です。
門の形やら、外壁の装飾が
印象的なグリュッケルトハウス。
これもオルブリヒ作の建物。
これだけ作品が多いと
マチルダの丘にオルブリヒあり!
といった感じですね。
ベーレンス・ハウス
フレームというか縁取りが
面白いですね、この建物。
一通り見学したので、
マチルダの丘を後にする。
この位置からでも結婚記念塔は
目立ちますね。
マチルダの丘は、そんなに広くないので
30分もあれば十分見学可能です。
かなりマニアックな場所になると
思いますが、ガイドブックに大きく載っている
メジャーなスポットには飽きてしまった方や
誰もいないようなスポットで、静かに過ごしたい
方にはオススメのスポットです。
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