ハイデルベルク城の火薬塔

DSC00384この建物は、武器に使う火薬を
保管していた火薬塔。

1693年のプファルツ継承戦争
の時にフランス兵によって
爆破されため

割れた断片が塔に
寄りかかっている状態
となっています。

その後、修復されることはなく
現在にまで至ります。

割れた状態だと分かりやすいですが
塔の壁の厚みがスゴイですよね。

さすが

火薬庫として使用していた
だけの事はあります。

photo1この塔が完成した時は
高さは28mでしたが

後の1610年に42.5mまで
増築されました。

爆破されて廃墟となった
現在の高さは33m。

この位置からだと、そんな
高さに見えませんが

実際は堀の底から塔が
建っているので、その位には
なります。

ハイデルベルク城の火薬塔
ですが、あの

ゲーテ

が、非常に気に入っていたようで
1779年にこの塔を描いています。

Turmlit約230年前に描かれた作品ですが
ハイデルベルク城の火薬塔の姿は
現在とほとんど変わりません。

DSC00384230年前にゲーテもこの景色を
見ていたのかと思うと、なんか
感慨深い。

日本と違い地震がほとんどない
から古い建物が残っていると
いうのもありますが

文化の違いというのは面白い。

住居にしても築500年とかの
古い家に価値を感じて普通に
現役で住んでる人もいますから。

築50年ですら古いと感じる人が
ほとんどの日本とは考えが
違いますね。

しかし・・・

ヨーロッパの古い
建物は地震に弱いので、

万一、地震が起きたら、積み木の家の
ごとく、古い建物は崩れるので怖い。

1997年にイタリアのアッシジという場所で
地震が起きましたが、

古い教会が見事に崩れました。

You Tubeに動画も上がっていますが
教会が崩れる瞬間がとらえられています。

人影もあったけど、
これ、ちょうど中にいた人は
大丈夫だったのか?

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