製 造:1898-1899年
動 力:電気モーター
馬 力:3-5馬力
最高速:25km/h
レンジ:80km
電気自動車というと
デジタル時代の現代に
誕生した技術に思えますが
内燃機関のように
普及しなかったものの
実は100年以上前から
造られていました。
写真は1898年に
ポルシェが製造した
C.2フェートン。
フェートンというのは、
16世紀以降、
馬車のボディスタイルの
呼び名として使われましたが、
自動車が普及してからは
オープンカーを指す言葉として
使われ始めました。
展示車両のC.2フェートンは
「オクタゴン」と呼ばれた
3-5馬力を発揮する
モーターが搭載されており、
最高速度は25km/h
走行距離は80kmを
記録しました。
電力供給のために
550kgのバッテリーが
搭載されましたが、
1回の充電で6時間は
走行が可能でした。
ブレーキシステムに
関しては、
12段階のスピードコントローラーが
装備されていて、
電気ブレーキで車体を
制御したようです。
ちなみに解説書きによれば
展示車両は修復はされておらず
当時のオリジナルの状態を
保っているそうですが、
さすがにプラスチックの
保護板は後付けだと思います。
日本の博物館だと
考えにくいですが、
ヨーロッパの博物館は
柵で仕切られていない事も多く
やろうと思えば簡単に
展示物に触れる事が
できてしまうので、
その対策に保護板が
付いていると考えられます。
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