1959年式 メルセデスベンツ LP333 プラットフォームトラック

このLP333の一番の
特徴と言えば、

フロントタイヤが
4本も装着されている点が
上げられます。

このフロントタイヤは、
ハンドルを切る事で

4輪とも操舵できる
造りになっています。

安定性や操作性に
優れていたためか、

当時は練習用トラックとも
呼ばれていたそうです。

また、タイヤが多くある事で
積載性も増え、車の経済効率も
向上しました。

レールなどの大掛かりな
設備が必要な鉄道と違い、
どこにでも行けるトラック。

ゆえに自動車の普及と共に
鉄道を使った物流が
窮地に追い込まれた事で、

ドイツの連邦政府が
鉄道を競争から守るため

トラックの寸法や車軸、
積載量に法的規制を
課す形となりました。

そのため、1958年に
メルセデスベンツは
新しい設計のトラックを導入。

LP333は、そんな時代背景の中
誕生したトラックとなります。

▼スペック
シリンダー:6気筒
排気量:10809cc
パワー:200馬力 2200回転
最高速度:92km/h
積載量:9100kg
製造年:1958-1961年
生産台数:1833台

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