ドイツのシュトゥットガルトにある
メルセデス・ベンツ博物館は、
チケットを買った後、
エレベーターの入口に並び
最上階まで進んで
階を降りながら
見学するスタイルに
なっています。
ちなみにスロープ状の
バリアフリーに
なっているので、
車椅子の方でも
移動しやすいです。
てっきりHorse power(馬力)
についての解説のために
馬1頭の引く力=1馬力
馬5頭の引く力=5馬力
等の説明書きがあるのかと
思ったんですが、
解説プレートを読むと、
「私は馬を信じる。車は一時的に誕生したものに過ぎない。」
ドイツ皇帝 ヴィルヘルム2世(1859年1月27日 – 1941年6月4日)
との言葉が書かれていました。
この時代の誕生したての車は
馬車のような形をしており
搭載されている
エンジンにしても
最高速度が10km程度と
非常に非力です。
自転車より遅いのはもちろん
人間が自分の足で走った方が
速いくらいで
ましてや馬の速度になんて
到底及びません。
しかし、皮肉にもヴィルヘルム2世の
予想は彼の存命中に外れてしまい
自動車の方が馬の何倍もの
スピードを出せるようになり、
今では馬車で移動する人など
ほとんどおらず、
圧倒的に自動車が
普及しています。
技術の進歩は誰にも予想が
つかないというか、
こういった歴史を見ると
2018年時点において、
「そんな事は無理に決まっている!!」
と考えられてる事でも、
何年かしたら、
実現されている事も
十分あり得るのが
技術の進歩の面白い点
だと思います。
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