1931年から1936年にかけて
製造されたBMWのバイクR2。
このモデルの特徴と言えば
単気筒198ccの小さなエンジンを
搭載している事が上げられます。
そのため、車重量に関しても
わずか122kgと非常に軽量。
見た目は武骨ですが
現代の125ccクラスの
スクーターと同じくらいの
重量しかありません。
大排気量車のモデルが
多いBMWにおいて
このような小さい排気量の
モデルが造られた理由ですが、
1929年の世界恐慌の影響で
高価なバイクの売上げが
減少してしまいました。
そのため、BMWは購入しやすい
安価なモデルを市場に導入するために
また、当時の免許制度上、
200cc以下のバイクであれば
免許がなくても乗ることが
できたので
198ccのBMW R2という
モデルが誕生しました。
不況のあおりで製造された
モデルではありますが、
前身モデルとも言えるBMW R39は
わずか855台の生産台数だったのに対し
BMW R2は、約5倍もの
4161台が製造されたので、
BMWの計算通りの
結果になったと言えます。
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