旧市街への出入り口であるピレ門には
聖ヴラホ像が立っています。
聖ヴラホは、10世紀から
ドブロヴニクで崇められている
この町の守護聖人。
なぜ崇められているかというと、
10世紀にヴェネチア人の船が
グルージュとロックルム島の前に
停泊した時のこと。
ヴェネチア人達が、
「食料と飲み物を調達したら
すぐにレヴァントへ向けて出発する。」
と言うと
ドブロヴニクの人々は
それを信じてしまいました。
しかし・・・
実は、ヴェネチア人達は、
この機会を利用して町を見て周り
占領を計画してこの町の弱点を
探っていたのです。
聖ヴラホは、教区教会の司祭、
ストイコにこのことを知らせ
ヴェネチア人達の夜の突然の
攻撃から町を救いました。
これが、ヴラホが10世紀から
ドブロヴニクで崇められている理由です。
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