ここは、あの松尾芭蕉が
1689年に旅の途中で訪れた場所。
この場所であの名句
「閑さや巖にしみ入る蝉の声」
が生まれました。
ちなみに、立石寺(山寺)というのは
宝珠山阿所川院立石寺
(ほうじゅさんあそかわいんりっしゃくじ)
の略だそうで、山寺は通称名です。
往復で60分~90分と
案内がありました。
いつの時代からあるかは不明ですが
1350年頃には再建されたと
伝えられているようなので
少なくともそれ以前からの
歴史を誇るお寺になります。
1608年には大修理が施された
ようですが、
それ以降は現在まで
何度も修復を受けながら
当時の姿を保っています。
名句
「閑さや巖にしみ入る蝉の声」
も刻まれています。
山寺の石段は、階段を登るごとに
煩悩が消滅すると信仰されています。
頂上までの道のりの間に、
解説のあるスポットが
何箇所かありました。
名前の通り、修行のために
岩場をつたって登山をするそうですが、
ご覧の通り断崖絶壁のため
転落死することも多かったと
伝えられています。
ここから見ると、結構な高さまで
登ってきたという感じがします。
ひたすら登り続けて、ようやく
ゴールの大仏殿に到着しました。
塔は岩窟の中に
収められています。
1519年に建立されたと言われ
1952年に国の重要文化財に
指定されました。
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