リトアニアの十字架の丘

1ここは、リトアニアの
象徴的な聖地である

「十字架の丘」

と呼ばれるスポットです。

2名前から分かるとおり、ここには所狭しと
大小無数のたくさんの十字架が立ち並んでいます。

2 (1)といっても、ここは墓地ではないため、
死体が埋められているわけではありません。

記録では、最初の十字架は1831年の
ロシアに対する蜂起の後、

処刑や流刑にされた人々のために
立てられたとされています。

その後は、十字架の丘は抑圧された民族や
宗教の象徴として扱われてきました。

3ソ連時代は、この丘は禁城とされ、
KGBと軍隊はブルドーザーを使って、

何度も十字架をなぎ倒し、
焼き払いましたが、

その都度、夜影に隠れては
新たな十字架が立てられるという
イタチごっこが続きます。

そのため、川を塞き止めて
水没させる計画や

発掘調査と称して丘を壊す計画も
立てられましたが、

リトアニアの当局内の人でさえ、
ここに手を付けるのをためらったそうです。

3 (1)十字架の数は、今現在も増え続けています。

いったい、どれくらいの数の十字架が
立てられているのかは、誰にも分かりません。

ちなみに、ここの近くのお土産店では、
メッセージを書くスペース付きの十字架が
販売されているため、

観光客でも簡単に十字架を
残していくことができます。

神社に行って絵馬を買って、

「一発合格」

とか書く感覚に近いかも?

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