ダイムラーの消防車

初めてガソリンエンジンを
搭載した1892年製の消防車。

といっても自走する
消防車ではなく、

けん引するのは相変わらず
馬の仕事でした。

では、搭載されている
7馬力を発揮する

ダイムラーの2気筒エンジンは
何の役割をしたかというと、

放水する際の動力源として
使用されました。

これにより消防士一人でも
1分間に300リットルの放水が
可能となりました。

といっても、どれくらいの
進化なのが想像が付きにくいですが、

ダイムラーのエンジンが
導入されるまでは、

32人もの消防士が必要だった
300リットルの放水が、

1人で済んでしまう
ようになったので、

32倍は良くなったと
言えます。

▼スペック
2気筒 3041cc
7馬力 540回転
1分間に300リットルを放水

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