ハイデルベルク城はハイデルベルク市の
象徴的な建造物であるのはもちろん
ドイツ国内でも有名な城跡の一つ。
簡単に城の歴史を書きますと
このお城の歴史は古く1225年には
文献に記録されています。
その後、1688年にフランス軍により
ハイデルベルク城は破壊され
廃墟となった城は、建築業者に
資材調達の場所として利用される
ようになり
石切場となった城は、ますます
無残な姿となります。
ローマにあるコロッセオも
古代ローマが滅亡して
中世キリスト教の時代となると
石切場として、次々と石が
持ち出されましたが
歴史は繰り返すというやつです。
その時に、持ち出された石は、
今どこにいってしまったのか?
おそらく、教会などにも使われると
思いますが、正確なことは知る由も
ありません。
恰好の材料調達場所にされてしまった
ハイデルベルク城ですが、
さらに1764年には落雷により
ダメージを受けました。
1810年になって、ようやく保存活動が
スタートし、修復工事が開始します。
ただ、現在も当時の状態にまで
修復されているわけではなく
赤い丸の尖がった屋根などは
跡形もありませんが、
見どころの多いお城ですが
ケーブルカーの駅を降りて
ブルーの矢印の道を歩き
赤い丸の
「エリザベス門」
から見るのがオススメ。
この門ですが、なぜエリザベス門と
いう名前が付いているかというと
フリードリッヒ5世が
妃のエリザベスのために
造ったものだからです。
彼女は、お城の庭が大の
お気に入りで、毎朝散歩を
していました。
19歳の誕生日の朝の事ですが
いつものように散歩をしていると
昨日まではなかった
この門を発見します。
フリードリッヒ5世は
誕生日プレゼントとして、
エリザベスに、この門を
贈ったわけですが、
それはイコール!!
たったの1日でこの門を
設置した事になります。
エリザベスはこの門を
非常に気に入ったようで、
建てたかいがあったと
いうやつです。
フリードリッヒ5世とエリザベスは
政略結婚だったものの
このエピソードから分かるように
非常に仲がよかったみたいで、
「二人にあやかって幸せになれる!!
なんて言われています。
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