古代ローマの中心地である
フォロ・ロマーノにある
ティトゥスの凱旋門。
現存するローマ最古の凱旋門で
82年にドミティアヌスにより
建てられたものです。
彼の兄であるティトゥスの
エルサレム攻囲戦等での戦功を
称えるためのものです。
しかし、さすがに82年建造となると、
当時の完全なオリジナルというわけではなく
改造し砦として使用された歴史もあるようです。
修復前のティトゥスの凱旋門は
破損した状態でしたが
1817年に修復工事が始まり
完了したのが1821年。
新しい部分と古い部分ですが
色が全然違うため、
素人目で見ても、違いが
分かると思います。
ティトゥスの凱旋門は、16世紀以降に
新しく建てられる凱旋門の手本とされ
有名なパリの凱旋門も、ここローマの
ティトゥスの凱旋門をモチーフにしたと
言われています。
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