ヴィリニュスの聖ミカエル(ミコロ)教会

117世紀初期に、リトアニア大公国の
最高位にあった

レオ・サビエガ

により、一家の廟として
建てられた

「聖ミカエル(ミコロ)教会」

1655年のコサックの襲撃により、
この教会はダメージを受けましたが、

その後、何度も改修され
現在に至っています。

コサックというのは、
ウクライナや南ロシアなどで

生活していた軍事共同体の
ことを言いますが、

その起源については不明点が多く、
15世紀後半にウクライナで発祥し、

ドニブロ川中流を中心とする
ザポロージャに根拠地を
置いたとされています。

ちなみにこのコサックですが、
1904年の日露戦争の時も
動員されています。

第二次世界大戦後に、
コサックは弾圧され
滅亡する形となりましたが、

未だにロシアの中では、
自らコサックと名乗り、

ロシア軍とは別に義勇兵として
戦争に行く人もいるようです。

コサックの襲撃を受けた
歴史を持つ聖ミカエル教会ですが、

1985年に芸術性の高い秘宝が
大聖堂の壁の内側から
大量に発見されました。

しかし!

そのときは、まだソ連時代。

秘宝が発見されたことを
公表してしまうと、

リトアニアの秘宝がモスクワに
持ち出されてしまう事にもなりかねません。

そのため!

調査にあたった専門家たちは、
秘宝の発見を秘密とし、

リトアニア独立後の1998年に、
その存在を発表する運びとなりました。

そして、現在この教会は
教会遺産博物館となっています。

営業時間 11:00-18:00
休み 日、月
料金 9Lt (約300円)
撮影 不可

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