フランクフルトのゲーテハウスとゲーテ博物館

DSC00589フランクフルトで生まれ

フランクフルトで洗礼を受け

フランクフルトで後世にまで
読み継がれる作品を書いたゲーテ。

DSC00563左の建物は、そんな文豪ゲーテが
1749年8月28日に生まれ、
少年時代を過ごしたゲーテハウス。

当時のフランクフルトでは
屈指の名家で4階建ての
立派な家です。

残念ながら第二次世界大戦で
破壊されため当時の完全な
オリジナルではありませんが

家の中の調度品は、
疎開してあったおかげで
当時の物が残っています。

真ん中のグレーの入場口を挟んで
右側にある建物はゲーテ博物館。

博物館の中には、ゲーテと同時期に
活躍したりゲーテと親交のあった

画家の作品や、ゲーテゆかりの
品々が展示されています。

残念ながらゲーテ博物館は
写真撮影禁止ですが

ゲーテハウスは写真撮影が
可能なので写真を撮影してきました。

当時の典型的な名家の家の中を
見ていきましょう。

まずは1階部分から

DSC00567当時の出入り口である玄関部分。

しかし

現在は、カギかかけられていて
観光客は博物館入口から入場し

中庭を経由してゲーテハウスに
入る仕組みになっています。

DSC00565ここは18世紀当時の上流階級の
典型的な台所になります。

立派なかまどもありますが
ここで発生した熱は無駄に
されることなく

隣の部屋の食堂に繋がっていて
ストーブの役目もしました。

DSC00566家族の団らんの場所となった食堂。
壁には台所部分のかまどと繋がっている
ストーブがあります。

続いて2階部分になります。

DSC00569通りに面した大きくて明るいサロン

「中央の間」

中国風の壁紙が貼ってあるため

「北京の間」

とも呼ばれました。

DSC00568立派な時計が設置されている

「南の間」

DSC00571北の間

DSC00572鍵盤楽器が2つもある音楽室。

この時代に家にピアノが2つもあるとは
やはり裕福な家庭の証。

続いて3階部分になります。

DSC00573妹コルネーリアの部屋。

DSC00574ここが1749年8月28日に

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

が生まれた「ゲーテ誕生の部屋」

壁紙が緑色で、また他のとは随分と
違った印象を受けます。

DSC00576絵画コレクションが展示されている

「絵画の間」

DSC00577母の部屋

DSC00578父の書斎。

主に法律関係の本が詰まっていて
ゲーテもここにある本で知識を広めました。

続いて4階部分になります。

DSC00579絵画が置かれた陳列室。

DSC00580ゲーテに関する映像を流している陳列室。

DSC00581ゲーテの作品についてまとめた陳列室。

DSC00583妹と一緒に自作自演の人形劇を上演した

「人形劇場の部屋」

DSC00584古びた人形用の劇場が
歴史を感じます。

ゲーテは劇作家としても
知られていますが

当時のこの遊びの経験が、
後の作品作りにも生かされて
いたのだと思います。

DSC00585そして・・・

ここが!!

ナポレオンをも虜にし

200年後の現在でも
出版されている

「若きヴェルテルの悩み」

をはじめ

「ゲッツ」

「ファウスト」

の初稿が書かれた部屋である

「詩人の部屋」

この部屋ですが壁面には

ロッテ
ゲーテ

の2人のシルエットが掛かっています。

DSC00582ゲーテ愛用のデスク。

第二次世界大戦で
家は破壊されましたが

調度品は疎開していたため、
現代にまで残る形となりました。

部屋の紹介は以上になります。

DSC00563このゲーテハウス。

場所が分かりにくいからなのか
入場料を取るからなのか
(といっても7ユーロ)

あまり足を運ぶ人がいませんが
見ごたえ十分なのでオススメです。

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