アントワープのブラボーの像

1アントワープの市庁舎の前には
町の名前の由来となった人物
「ブラボー」の像が立ちます。

ブラボーの像を見ると
手首を持っています。

一見すると不気味な像ですが
これにはきちんと意味があります。

ブラボーの物語

15世紀頃の作り話ですが
(昔の人は本当と信じていたらしい)

かつてシュケルデ川沿いの要塞に
川をまたいで立てるほど大きな
アンティゴーンという巨人がいました。

巨人は、シュケルデ川を通る船が
股の下を通る時に重い税を課しており

もし!!

税を払わない船がいると
その船の船長の手を 

手首から切り取って
捨てていました。

紀元前57年頃、ジュリアス・シーザーは
北ヨーロッパへ遠征に来ていましたが

ローマ軍を率いていたローマの勇士で
ジュリアス・シーザーの甥である

シルヴィウス・ブラボーが
巨人の話を聞き

アンティゴーンを倒すために
やって来ます。

数時間の戦いの後アンティゴーンを
倒したブラボーは

巨人の首と右手とを切り取り
右手をシュケルデ川へと投げ捨てました。

それ以来 この町は

hant(手)
werpen(投げ捨てる)

=(h)antwerpen(アントワープ)

と呼ばれる様になりました

また、ブラボーにより巨人アンティゴーンの
圧制から開放された地域が

彼の名前を取って
「ブラバント地方」
と呼ばれるようになりました。

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