ローテンブルクで一番横幅のある
広い通りが、ここ「ヘルン通り」
この通りの両側には都市貴族の
諸館が建ち並んでいます。
別名
「貴族紳士達の市場（ヘルンマルクト）」
とも言われていますが、
以前ここで都市貴族の
特権の許に牛馬市が
開かれていたのが
名前の由来です。
通りの中央には1595年に
作られた噴水の
ヘルン・ブルンネン
が今も残っています。
ローテンブルクの町はタウバー川から
かなりの高度に位置するために
利便性を追求していくと、
市内の各所に、井戸や噴水を
作る必要がありました。
しかし
これだけ川との距離が離れていると
町が包囲されて持久戦になった場合
敵軍に水源を断たれたり、
毒を入れられたりする
恐れがありました。
そのため
給水道の場所は、極秘が保たれ
市長と市議参事だけにしか
知らされていなかったようです。
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